この閉塞感を打ち破るヒーローは・・・
閉塞した状態が続く。
部屋にずっといる。
外は夏の到来で生気に満ちているというのに、俺は穴蔵で鬱々としている。
この閉塞はいつまで続く?
誰か破ってくれないか?
・・・。
誰も来てくれそうにない。
じゃあどうする。
分かっているだろう。
そう、ヒーローはこない。
だから、俺が俺自身のヒーローになれ。
この壁を打ち破れ。
このふざけた、閉塞感なんてふざけやがった壁を打ち破れ!
外には青々とした空が広がっていて、心は鼓動よりも軽快に弾み、これから起きることすべてにワクワクする。
そんな世界が壁の一枚外にある。
俺はそこへ行くよ。
自分の手で。