Best
ベスト
Betterなんていらない。
そんなもの一つもいらないから、俺にBestをくれ。
多くはいらない。
一つだけでいい。
この人生で、たった一つだけでいいんだ。
だから、その一つだけは、Bestが欲しい。
これは譲れない。
今まで何度も、Betterで妥協しそうになった。
それでもやっぱり俺は、Bestに行きたいんだ。
Best以外はない。
ギャンブラーみたいだって?
それで結構。
ただ俺は、賭け金はすべて自分に賭けてる。
だから勝つ。
それで、万が一、もし天変地異が起こって負けるようなことがあったとしても、自分を信じきれたなら本望だ。
俺は最後に笑うもの。
満足した って微笑みを携えて。
もしかしたらやり残したこともあるかもしれない。
けれどもそれは、後継に託す。
俺だけじゃやりきれないことってのはある。
だから、信じる。
自分を信じて、後継を信じて、託す。
俺はBestに生きる。
Bestでないなら、ないほうがマシだ。
この道を、俺は行く。