自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

ショーシャンクの空に 困難に対する姿勢

はじめまして。

 

ショーシャンクの空に」好きなので考えたことを書き出します。

 

最初に結論を
 

この映画は、困難に対する姿勢を描いていると考えます。

 

これからその理由を書いていきます。

ショーシャンクの空に 映画パッケージ

ショーシャンクの空に 映画パッケージ

引用元: https://warnerbros.co.jp/img/title/info/art/path/2502/wtbc2650_j1.jpg

 

 

目次

 

主人公の人間像

まずは、主人公 アンドリュー・デュフレーン(以下アンディ)の人間像から。

アンディは若くして大銀行の副頭取になるほど優秀で頭のいい人間です。銀行員という職業を選ぶあたり堅実さ・真面目さがにじみ出ていますね。もちろん殺人なんかしていない。真相は冤罪だったことが中盤で判明します。

さらに、アンディはこの映画に登場する人物の中では唯一、困難に対する姿勢を最初から身につけています(後にレッドも身につける)。

レッドからみたアンディはどうだったのでしょうか。

アンディがレッドにロックハンマーを依頼するシーンを見てみましょう。

以下、レッドの発言 ↓ *1

彼は気取って見えた

それもそうだ 物腰がここの連中とは違う

公園でもー 

散策するかのように歩いていた 

自分だけの世界を持っていたのだ 

俺は人間的に彼が好きだった

レッドのアンディに対する第一印象は「弱々しい感じがした」だったんですが、ファーストコンタクトであるロックハンマーの入手依頼シーンでは「俺は人間的に彼が好きだった」とまで言わしめています。

刑務所に慣れず一ヶ月ほど人を避けていた一面も合わせてみると「奥手だが話してみると結構いいやつじゃん!」といった感じでしょうか。

ここまでほぼ完璧なアンディですが、もちろん人間らしい弱い一面もあります。

これはアンディがボグズ達にレイプされたシーンから分かります。

以下、レッドの発言 ↓ *2

彼には生傷が絶えなかった

連中の仕業だ

時には

やつらを撃退した

これがアンディーの日常だった

悪夢の2年間だったろう

これが続いていたらー 

彼は廃人同然に

優秀で真面目で困難に対する姿勢を持つアンディでさえも、やはりレイプという非道な行為には挫けてしまいそうになったようです。この後、ボグズが刑務官に制裁を受けて要介護の刑務所に移送されたからなんとかなったものの...。人間が受け入れられる悲運には限度があるということでしょうか。

また、アンディは結果的に2年間ボクズ達と争い続けましたが、彼が仲間に助けを求めたことはたったの一度もありません。中盤から税務処理を請け負っていた関係で刑務官ともパイプができていたのですが、アンディから第三者にボグズの制裁を頼むことはなかったのです。不器用さ、いや高潔さといえるほどの芯をアンディから感じますね。

 

 

 

継続力という武器

さて、そんなかっこいいアンディですが、彼が持つ困難に対する姿勢とは何なのでしょうか。それは後で書きます。

では、その困難に打ち勝ち成功に導いた要因はなんなのでしょうか。それはアンディの「継続力」ではないか、そう僕は考えています。

 

実際にアンディが実行した3つの事例で考えてみましょう

  1. 図書館に本を充実させるため週2で州議会に手紙を書き続けて成功
  2. ロックハンマーで壁を掘り続けて脱獄成功
  3. レイプされても抗い続けて結果ボクズ退場して成功

どれも一筋縄ではいかない困難ばかりですね。

しかもこの3つ、面白いことにそれぞれ特色があります。

成功のベースはもちろん継続力ですが、継続を活かすための要因がさらにプラスアルファで隠れているのです。

それでは1つずつ見ていきましょう。

 

1. 図書館に本を充実させるため週2で州議会に手紙を書き続けて成功

成功事例その1。

なぜ成功に導けたのか、プラスアルファの要因は「柔軟性」です。

アンディは刑務所の図書館にもっと本を充実させたいと考えていました。

しかし、所長がこれまで本に予算を使ったことは一度もありません。

通常なら、申請が通るまで所長に打診し続けてしまうのではないでしょうか。

ところがどっこい、ここがアンディの違うところ。所長には一度断られただけで早々に見切りを付け、次回以降は外部(州議会)からお金を引っ張ってくることにしたのです。

最初のうちは州議会からも突っぱねられていたのですが、アンディ持ち前の継続力で最終的には予算を掴むことができました。

継続をするにしても、正しい方向に継続しなければ効果はないということなんでしょうか。

「予算を貰いたいからなんとか上の者を説得しなくちゃ!」ではなく、「こっちはダメそうだからアッチに打診だ!」という見切りの良さ・発想の転換はアンディの柔軟性から生まれたものですね。

もちろん、見切りの良さと発想の転換があっても、受け入れられるまで週2で手紙を書き続ける継続力が必須だったことは間違いありません。

 

2. ロックハンマーで壁を掘り続けて脱獄に成功

成功事例その2。

なぜ成功に導けたのか、プラスアルファの要因は「計画性」です。

皆さん、今回の脱獄計画の肝は何でしょうか。

......。

それはロックハンマーです。もちろん時間や根気も必要ですが、掘る道具がなければそもそも話になりません。

刑務所には定期的に監房の抜き打ちチェックがあります。ロックハンマーは小さなつるはしですから、見つけた刑務官は当然脱獄を頭によぎらせることでしょう。そこでアンディは聖書の中にロックハンマーを隠します。もちろん本の中身も検査されるかもしれません。

アンディはそれも見越して、キリスト教信者を装えるくらい聖書の内容を暗記してしまいました。こうすることで聖書が疑われる可能性は低くなります。

さらに、彼はもう一つ周到な用意をしています。

穴掘りをすれば、部屋にチリやホコリが飛び散ることは避けられません。刑務官に監房をチェックされたとき、チリやホコリが飛び散っていたら不自然です。そのため、アンディは岩石で置物を作ることを趣味としました。チリやホコリを指摘されれば、岩石の置物を指差し、研磨布で岩石を磨いたからだと切り返せます。もちろん本当に楽しかった面や息抜きになった面もあったかと思います。

これらのことは成功事例その1の「柔軟性」も含まれていますが、緻密な計画がものをいったことには間違いないでしょう。

そして同時に並外れた継続力が必要だったことも間違いありません。

以下、ロックハンマーを入手した時のレッドの発言 ↓ *3

ちっぽけなハンマーだった 

これじゃ脱獄用の穴掘りに600年かかる

3. レイプされても抗い続けて結果ボクズ退場

成功事例その3。

なぜ成功に導けたのか、最後の事例はちょっと特殊です。

特殊かつ、一番大事な要因だと僕は思っています。

......。

それは、「運」です。

これまでの柔軟性・計画性は自力であったにも関わらず、最後の要素は他力です。

「えっ、理不尽じゃん!」「どうしろってんだ」「結局、運かよ...」

こういった声が聞こえてきそうですが、そもそもアンディが塀の中に入れられた理由も冤罪という理不尽なものでした。

ただ、運自体もアンディが引き寄せた部分が一部あるのではないかと僕は思っています。

たとえば、アンディは2年間もレイプされ続けたわけですが、上で引用したように

*4

時には

やつらを撃退した

アンディはけっして抵抗する意志を失いませんでした。

さらに、ボグズ強制退場の原因は、刑務所長によるアンディへの庇護です。

所長が庇護した理由はアンディが税務処理の面で使える人間だと判断したからです。

アンディの税務処理能力が知られたのは、刑務官に節税の方法を教えたからです。(屋上でビールを飲むシーン)

つまり、元をたどればアンディの行動が結果への引き金だったと考えられなくもありません。

刑務所長がボグズに制裁を加えるかどうかは刑務所長の判断次第ですが、どうもアンディの周りへの貢献が結果への最大の要因に思えてならないのです。

もちろん、一方でアンディ自身ではどうしようもない偶然の部分があったことは間違いありません。(所長がアンディを利用しようとしなかったら?) 

 

ビールと音楽と自由と塀

劇中、レッドが塀の中で自由を感じた瞬間は2回。

それは、屋上でビールがふるまわれたとき、刑務所に音楽が鳴り響いたときでした。

両者ともアンディが仕掛け人です。

1回目の自由。

ふるまわれたビールは、アンディが刑務官に殺される危険を冒してやっと手に入れたものでした。

しかし、アンディ自身は一切口をつけず、すべて仲間にふるまいました。

以下、ビールのシーン ↓ *5

モブ  (おまえも)飲めよ

アンディ 酒はやめたんだ

レッド 刑務官にコビる気なのか

レッド 我々と友達になりたいのか…
レッド いや 安らぎを求めたんだろう

レッド 少しの間でも

ビールを飲まなかったのは、冤罪事件当日の飲酒を悔やんでいるからですかね。

レッドはビールの件を「安らぎを求めた」と見ていますがどうなのでしょう。

2度目の自由。

これもまたアンディが危険を冒して全体放送で音楽*6を流したからです。

事態に気付いた刑務官は音楽を消せと命令しますが、アンディは音量をさらに大きくしました。

結果、懲罰房に2週間入れられます。

罰を与えられるのは目にみえているのに、なぜアンディは音楽を流したのでしょうか。

以下、懲罰房後の食堂での会話がヒントになりそうです。*7

レッド ハーモニカをよく吹いたがー

レッド 入所してから興味を失った

アンディ 心の豊かさを失っちゃダメだ

レッド どうして

アンディ どうしてって人間の心は石でー

アンディ できてるわけじゃない

アンディ 心の中には何かある

アンディ だれも奪えないある物が…

アンディ 君の心にも

レッド 一体なんだ

アンディ 希望だよ

レッド 希望か

レッド お前に言っとくが希望は危険だぞ

レッド 正気を失わせる 塀の中では禁物だ

レッド よく覚えておけ

アンディ (ブルックの)自殺か?

アンディは心の豊かさを説いています。なぜなら心の中には何かがあるから。そしてそれは希望であると。

ただ、なぜ全体放送にしたのでしょうか。

音楽を聴きたいだけなら全体放送にする必要はありません。ビールだって他人にふるまう必要はありませんでした。

おそらく「共有」がポイントなのかもしれません。が、筆者は共有の良さを心から実感した経験がないのでこの点に関してはよくわかりませんでした。

自由 与える 共有......実感したことある方はコメント欄にコメントお願いします。

 

ちなみにこの会話のあとレッドは仮釈放委員会に向かいますが、REJECTED(拒否)の判を受けます。

レッドは以前、アンディのことを「公園でも散策するかのように歩いている」と評していますが、僕もアンディは塀の中にいて塀の外にいるような気がします。

対してレッドは「正気を失わせる 塀の中では禁物だ」という考えの通り、まだ塀の中にいるような気がします。だからREJECTEDだったのでしょうか。

こう考えれば塀が何かの比喩に思えてきます。 

おそらく自由......精神的世界に存在する自由の壁。

壁は塀で、塀の内にいる者は不自由だという考えです。
事実、この会話の後にアンディがレッドに豊かさの象徴であるハーモニカをプレゼントするのですが、徐々にレッドの心情は変化し、以降REJECTEDを貰うことはありませんでした。

ハーモニカがアンディからレッドへ渡されたように、豊かさは点と点の間からも生まれるのかもしれません。

 

3人の主人公

本作品には3人の主人公がいるのではないでしょうか。

アンディ、レッド、ブルック。

3人にはそれぞれ別の役割が課せられています。

 

アンディは、最初から困難に対する姿勢を持っている人

レッドは、途中で困難に対する姿勢を手に入れて変われた人

ブルックは、最後まで困難に対する姿勢を手にできなかった人

 

中でも、メッセージ性を一番持つのはレッドではないでしょうか。

一見、アンディが一番の主役のようにみえますが、実はこの映画の代表はレッドのように思えます。

アンディは最初から困難に対する姿勢を持っていました。もちろん、それは才能の一言で片付くものではなく、劇中で描かれていたように、さまざまな葛藤や出来事、揺れる心情の末にできた強い選択でした。

ですが、世の中アンディのように強く生きられる人はそういません。劇中でアンディが輝いて見えるのは、アンディがどこか理想のような遠い存在であるからです。

一方、レッドは始め困難に対する姿勢を持っていませんでした。最後の最後でようやく変わることのできた人間です。レッドとブルックには親近感があり、それぞれ世の中の一般的な人間を表しているように思います。うまくいった・いかなかったで役割が別れていますが、うまくいく側のメッセンジャー担当がレッドというわけです。だからこそ映画ではレッドの視点で物語が語られているのではないでしょうか。人間はいいほうに変わることができる、そう伝えている気がします。

ブルックに関しては不憫ですが、最後まで困難に対する姿勢を手にできなかった人の役割です。レッドにはアンディがいました。ブルックにもカラスのジェイクがいました。が、仮釈放を期に別れてしまいました。ここがおそらくレッドとブルックの分かれ道ではなかったかと思います。他者が重要なのでしょうか。アンディのように困難に対する姿勢を持っていないのならば、他者が不可欠なのでしょうか。

 

ブルックという男

もう少しブルックについて考えてみます。

先ほど、一般人代表がレッドとブルックだと申しましたが、中でも僕はブルック寄りの人も実は多いのではないかと思っています。

外向的・内向的というワードで表すならレッドは外向的です。食事はいつも仲間と食べ、休み時間も仲間と楽しく遊んで過ごしています。しかも調達屋。

一方ブルックは、仲間の一員ではありますが一線越えて仲良しという感じではありません。年齢も関係あるかもしれませんが、常に仲間と一緒とはいきません。図書委員の仕事もアンディがくるまで一人でした。静かさを好みつつ、どこか寂しさも感じているような男です。だからこそジェイクを育てていたのだと思います。外向・内向でいうと確実に内向的ですね。

 

カラスのジェイクの存在

そんなブルックですが、レッドとは些細な違いしかありません。

レッドは他者(アンディ)を失わず、ブルックは他者(カラスのジェイク)を失ったことです。

ブルックがアンディら仲間に宛てた手紙を見てみましょう。

以下、ブルックの手紙 全文 ↓ *8

 

仲間の皆へ
何もかも速いので驚いている
子供の頃 自動車を1度 見たがー
今では至る所に
変化の大きさに思わず息をのむ

 

仮釈放委員会は住む所とー
仕事を与えてくれた
食料品店での手伝いだ
頑張ってはいるが
手の関節が痛む
店長に嫌われているようだ

 

時々 公園に来て鳥にエサをやる
あのカラスのジェイクに会いたいがー
ここへは来ない
友達を作り 元気でやってるといいが

 

どうもよく眠れない
落ちて行く夢を見てー
飛び起きる

 

ここがどこか分からなくなる時も


強盗でもやって刑務所へ戻りたい
店長を撃てば必ず刑務所送りだ

だがこの年で強盗はできない


疲れ果てた
不安から解放されたい
だから死ぬことにした
私などが死んでもー
迷惑はかからんだろう

 

ブルックス ここにありき(BROOKS WAS HERE)

 

追伸 首にケガをさせて悪かったとー
ヘイウッドに

 

時々、公園で鳥にエサをやっていたんですね。でもジェイクの代わりにはならなかったのでしょう。他者なら誰でもいい、というわけではないようです。ブルックにとっては、ジェイクじゃないとダメだったんだと思います。

「私などが死んでもー 迷惑はかからんだろう」

もしジェイクがいてくれたら、この考えにはならなかったかもしれない。

そして気になるのがここ。

「どうもよく眠れない 落ちて行く夢を見てー 飛び起きる」

ブルックとジェイクの関係性についてですが、ただの他者同士ではなく、実は互いが互いを表す映し鏡のような関係だったのではないかと僕は考えます。

  • 長い時間刑務所で過ごして外の世界で生きられないブルック
  • 長い時間人間(ブルック)と過ごして外の世界(自然界)で生きられないジェイク

ジェイクは当初ヒナでしたが巣立った時は成鳥となっていました。ブルックと過ごした時間はカラスにとって長いものだったと思います。同時に、餌は常に与えられてきたので、自然界でサバイブすることは難しそうです。

そう考えると境遇が二人ともよく似てますよね。

これは僕の推測ですが、おそらくジェイクは放されたあと自然界でうまくやっていけませんでした。悲しいことですが、落ちて行く夢はジェイクの見た光景だったのではないかと思います。ジェイクはブルックより少し先に命を落としてしまったと。

「店長に嫌われているようだ」

ブルックは店長に嫌われていました。ジェイクも自然界では群れに入れず嫌われていたのではないでしょうか。

「あのカラスのジェイクに会いたいがー ここへは来ない 友達を作り 元気でやってるといいが」

ジェイクもブルックに会いたくて、同時にブルックのことを思っていたのではないでしょうか。

「ここがどこか分からなくなる時」は、死の間際のジェイクの意識が、ブルックと交差したからではないか。と考えます。

最後まで困難に対する姿勢を手にできなかったブルックですが、その人生は不幸なものだったのでしょうか。

いや、

「追伸 首にケガをさせて悪かったとー ヘイウッドに」

最後に他人のことを思いやれる人生は.......

 

 

2つの避けるべきこと

さて、困難に対する姿勢が描かれている本作ですが、同時に避けるべきことも描かれていたように感じます。

2つありました。

  • 悪意をもつ集団
  • 時間のリスク

 悪意を持つ集団はボグズ達のことです。

困難に対する姿勢を持ち20年近く穴掘りを続けたあのアンディですら、2年で「これが続いていたらー 彼は廃人同然に」と言われるほど追い込まれたのです。

あのアンディですら一方的にやられるのならば、個人が集団に立ち向かうのは無謀といえるでしょう。もしどうしても集団に立ち向かいたいなら、所長を懲らしめたときのように、こちらも集団(所長の件ならメディア・警察)を味方につけるしかないでしょう。

 

次に、時間のリスクについてですが、

劇中に何度も数字がでてきて気になっていました。

「あいつはx年からx年いる」「もうx年以上もここにいる」「あとx年は......」

どうも時間が困難に対する姿勢に関係するような気がしてならないのです。

実際、3人の主人公は刑務所にいる時間が短いほど困難に対する姿勢を持ちやすかった傾向にあります。

収監されていた期間 ↓

  •  アンディ 19年間
  • レッド  40年以上

  • ブルック 50年以上

さきほど2年でアンディがボグズ達に追い込まれたことを書きました。人間には耐えられる限度があるということです。そうすると、前述した他者の存在と同じくらい、困難に対する姿勢を身につけるには時間も重要な要因になるのではないかと考えました。

もしブルックの出所があと10年早ければ、ということも考えられます。

長く停滞していればいるほど、変化するのは難しくなるということでしょうか。悲しい現実ですね。対策として、人生を逆算して数えれば今行動するのがもっとも高確率で変化できるんだとプラスに考えておくことにします。

 

まとめ

物語はアンディの不幸から始まりました。

理不尽な理由でアンディは塀の中に入れられます。

人生とは理不尽なものだと伝えたかったのでしょうか。

いいえ、アンディは人生を理不尽なものだとした上で

それでも自分にできることを示してくれたのだと思います。

もちろん、避けるべきことを避けられないときはあります。

 

ですが、ブルックのように自分にとってのジェイクを見つけ、

レッドのように困難に対する姿勢を身につけ、

アンディのように困難に対する姿勢を駆使して、

心の中にある だれも奪えないある物 を守りましょう。

 

最後にアンディのセリフを紹介して終わります。*9

 

選択肢は2つだけ

 必死に生きるか

必死に死ぬか