辛酸を舐めた女か、無垢で明るい女か
男にとって女選びは悩みの種だ。
いくら男として強くなったところで、こればっかりは得意にはならない。
だからこそしっかり考えねばならぬ。
今日は例を用いて考えてみよう。
ここに「辛酸を舐めた女」と「無垢で明るい女」がいるとする。
どちらをパートナーにしたいか?
辛酸を舐めた女は、世間の荒波に揉まれてきただけあって、気配りは抜群だろう。
だが同時に、過酷な状況にいたからこそ抜け目ないはずだ。
果たしてパートナーとして、心の底から信頼し合える相手なのか。
相手は自分を底から信頼してくれるだろうか、という疑惑に駆られることはまず間違いない。
しかも、苦労した人特有の悲観的傾向を持っている可能性も大きい。
実際問題、女性には明るくいて欲しいというのが男の心情だろう。
さて、次は無垢で明るい女。
この手のいいところはやはり明るいところだ。
一緒にいてさぞ癒されることだろう。
だがそれは、言ってしまえば厳しさを知らないからとも言える。
厳しさを知った上でなら文句のつけようはないが、今回に限っては知らないだけで、今後どうなるかは分からない。
そのため、パートナーとして過ごしていくうちに厳しさを知り、明るさを失うことも十分に考えられる。
しかも失うだけでなく逆の方向へ突っ切ってしまう可能性もないとは言えない。
挫折を経験したことのない者は脆いのだ。
と、ここまで書いたが、どうも着地点が見当たりそうにない。
俺はベストを求める男。
厳しさも知るが、その上で明るくて優しくて女性がいい。
だからこんな比較しても意味なかった。
それに、なんか女に失礼な感じだな。
謝っとこう。
すみません。
きっと、こんな妄想は何の役にも立たず、ひょんなことで思いもよらぬ人と結婚したりするんだろう。
相手のいることに関しては、特に相手の心が大切なことに関してはグチグチ悩んでも無駄だな。
然るべき時に、きちんと本音を伝える他はない。