ランチェスター戦略
トヨタ、富士通......
日本の一流企業群が、終身雇用の崩壊を宣言した。
ーー時は2020年、もはや企業に身を委ねていられない
ーー個の時代が、
ーー幕を開ける。
*
というわけで個人もそれぞれがビジネス戦略をきちんと練る必要があるよねって話。
今回は有名なビジネス戦略の一つ、ランチェスター戦略を身に着ける。
では「ランチェスター戦略」とは、そもそも何なのか?
「ランチェスター戦略」とは、ビジネス戦略である。
「ランチェスター戦略」は、日本人の田岡信雄さん(コンサルタントの草分け)により作られ、日本の経営者に広く知られている戦略です。
ランチェスター戦略には、元になった理論があります。
それは、戦争理論の「ランチェスター法則」です。
つまり「ランチェスター戦略」は、「ランチェスター法則」を応用したものです。
では元になったランチェスター法則とはどういうものか?
ランチェスター法則は戦闘の勝敗を予想するための理論です。
勝敗を予想するために2つの法則を用います。
法則1: 戦闘力 = 武器効率 × 兵力数
法則2: 戦闘力 = 武器効率 × 兵力数**2(二乗)
法則1は原始的な戦いで用います。
法則2は近代的な戦いで用います。
それというのも、原始と近代では武器の性能が大きく異なるからです。
つまり、殺傷力の高い武器を扱える兵士が多ければ多いほど、相乗効果が生まれます。
だから法則2では、兵力数が二乗されているというわけです。
この原則を元にして、ここからは弱者が強者に勝つ法則を紹介します。
それは簡単、つまり、法則通りになるような状況を作るだけです。
例えば、奇襲、局地戦、一騎討ち、一点突破。
このように、武器と人の数で勝てる環境を作り出すのです。
堂々と真正面から戦っては勝てません。
という戦争理論が「ランチェスター法則」。
これをビジネスに応用したのが「ランチェスター戦略」。
ランチェスター戦略はここから、5つの戦法・注意する5つの点を導き出します。
5つの戦法は、まとめると、「やること絞って、一点突破しろ」です。
注意する5つの点は、
I.ニーズありき
Ⅱ. 真似されるな
Ⅲ. 複数の小さい差別化をしろ
Ⅳ. 業界の固定観念に囚われるな
Ⅴ. テクニック < 理念
要は、
お客さんありきで、
他企業に真似されづらくて、
そのために複数の小さい特徴を持って、
業界の固定観念に囚われず、
理念を大事に自分の道をゆけ。
ということ。
まとめよう。
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【まとめ】
・戦略: やることを絞って、一点突破しろ
・注意点: ニーズありき/ 差別化の組み合わせ/ 固定観念に囚われない/ 理念を持つ