剽窃の境界線
ある言語マニアが二巻からなる辞書を、独力で書き上げた。
某夫人がこの辞書を「みだらな言葉が一つも入っていなくて、大層結構ですわ」とほめた。
皮肉な言語マニア「ミセス。よくその点ばかりを詳細にお調べ下さいましたね」
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これは角川文庫から出版されている「わがままな偉人たち」という本を一部書き換えたものだ。
最近、物書きの基礎トレーニングは何かと考えるのだが、このようないい文章を真似ることではないかと思う。
とはいえ、
ともすれば剽窃になりかねないので、オリジナリティとの塩梅が難しいところ。(上の文章は完全に剽窃)
いいものをよく読み、よく書くことを心がけてはいるが、
シンプルなことこそ捉えどころがなくて困る。