クーナ
ゴーイングマイホーム というドラマを見た。
主演は阿部寛。
阿部寛の出演する作品はまずハズレがない。
結婚できない男を筆頭に、
白い春、新参者、トリック、ドラゴン桜、海よりもまだ深く...
しかも制作は関西テレビ。(関西テレビは面白いドラマをよく作る)
そんなわけで、昼ごろから6~7話ぐらいまで通して視聴した。
本作品は "クーナ"という小人を軸に物語が進むのだが、
このクーナはいるかどうか分からないという設定だ。
加えて、死んだ人と生きた人を繋ぐという説もある。
そんなクーナであるが、
多くの者はハナから相手にしていない。
だが、そんな人たちは心にどこかひっかかりを持っており、
その引っかかりがほぐれるほどに、クーナを信じようという気持ちが増してくる。
作中でちょくちょく"目に見えるものが世界の全てではない〜"というセリフがでてくるのだが、
これはまさしく、クーナの存在と直結したメッセージを持っている。
死んだ人と生きた人を繋ぐ、心の引っかかりがほぐれる、
これらのことは過去との接し方を教えてくれているのではないだろうか。
私たちは過去を過ぎ去ったもの、もうどうしようもないもの、
と認識しているので、どうしても過去の失敗に捉われてしまいがちである。
たとえば死んでしまった人に、生きていた頃優しくしてあげられなかったとか、
酷いことを言ってしまったしてしまった、とか
悔やんでも悔やみきれないことがある。
だが、そんな中でも、
過去はどうしようもなくはない。
そんなことを言っている気がする。
どういう行動を取ればいいのかは、まだわからない
ps.
主人公の父親が薬屋になったのは、自分の父親の病気を治したかったかららしい