自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

断りの予感

 

 

誘いをかけるとき

 

だれかを何かに誘うとき

 

たとえば、遊びだったり、デートだったり

 

だいたいはライン(メールのようなもの) で行うのだが、

 

断られるときは

 

予感のようなものが働く。

 

ついさっきまでポンポンやり取りしていたのに

 

誘いをかけると、ふと止まる。

 

5、6分考えたふりをしてから

 

あからさまな嘘をつかれる。

 

理由をつけてくれるのは、相手側の思いやりなのだろうが、

 

それがバレバレだと、案外辛かったりする。

 

ハートの強い男は、その後も挫けず連絡を取るのだろうが

 

私のような小心者はどこか気が引ける。

 

また断られるのではないか?

 

あんな嘘をついてまで行きたくなかったのか?

 

考えれば考えるほど深みにハマる

 

ラチがあかないので別の理由を探しだす。

 

たとえばタイミングはどうか?

 

これが悪かったのかもしれない。

 

私は出会って一週間も経たないうちに猛攻撃をしかける癖がある

 

大体2、3通やり取りしたらすぐデートの誘いをする

 

はやくヤリたいからだ

 

当然相手は心を開いていないので、拒否される

 

断られる前は気づかないが、後になってみると

 

ガッつきすぎているのが自分でもよく分かる

 

ヤリたい気持ちが前傾姿勢なので、

 

文面やタイミングに本音が滲み出ているのだろう

 

私が拒否されたわけではない

 

ただタイミングが早かっただけだ。

 

すり替えを完成させたところで

 

一人、夢想を始める。

 

広大な宇宙の果てを思い浮かべ

 

こんなことは取るに足らない

 

些細なことだと自分に言い聞かせる。

 

深く深呼吸をして、

 

心を完全にリセットできたら (厳密にはリセットできていないが)、

 

今日のことなど忘れてしまって

 

明日も誰かに誘いをかける。

 

不安要素は何もない

 

ただ一つ、

 

すでに断りの予感があることを除いては。