自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

犬猫 殺処分0

今日の論文

 

今日は犬猫の殺処分について。

 

ピースワンコ・ジャパンというNGO団体が活動内容を報告している論文だ。

 

では見ていこう。

 

 

*

 

 

Title: ピースワンコ・ジャパンの活動 : 広島県から犬の殺処分0を全国

Author: 大西 純子

URL: https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/71123/1/07_onishi_59-66.pdf

 

 

論点

 ●殺処分を回避するためにはどうすれば良いのか

 

ピースワンコジャパン 情報

  •   1996 年に発足した今年で 22 年目を迎える国際 NGO 団体
  • 拠点は広島県
  • 元々は人道支援団体 (中東地域,イラクやアフガニスタ ンといった紛争地域での難民支援をはじめ,世界中の大規模災害,地震や津波,それから気象状況 による被害などの災害に対して,これまでに 28 の国と地域避難民,難民への支援)

 

広島県 施設内にある2つのエリア

  1. 譲渡対象となっている犬たちがいるエリア
  2. 殺処分対象になっている犬たちがいるエリア

 

2016 年 全国動物愛護センター 殺処分数(犬猫)

  • 5 5998
    • → 1 424
    • → 4 5574
    • 1日当たりの犬猫処分数  153
    • 2011 年度 広島県全 国ワースト 8342
    • 20162017年度殺処分数0

 

動物愛護 歴史

  • 昭和 25 年 狂犬病予防法施行所有者の分からない野良犬は捕獲されて処分するということが義 務付けられる
  • 昭和48動物の愛護及び管理による法律が施行飼い犬の放し飼いが減り,犬と猫の殺処分数が逆転する
  • 昭和 49全国の犬猫の引き取り数の統計開始

 

広島県動物愛護センター 引き取り数 内訳

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引用: 本論文から



 

 

 

 

 

全国殺処分数の推移

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引用: 本論文から

 

引き取り数の中でも持ち込みは1割を占める (広島県)

  • 持ち込みは高齢者が一番多い (病気・介護・逝去)
  • 猫の場合幼齢の子猫が持ち込まれることが多い (親猫は飼えるが子猫は飼えないから)

 

バブル前 猫は空き地や家の軒先などに住むバブル時ビル・マンションになり餌のある繁華街へ移動しゴミ箱漁る飲食店から苦情捕獲・処分が増える

 

2016年 殺処分の割合が50%を切る 理由

  • 引き取り頭数は減った
  • 東京オリンピック誘致 (オリンピックが開催都市は町中の野良犬・野良猫の一斉捕獲されるという噂が出て保護活動が活発になったから)

 

広島での取り組み

  • 引き取り促進は同情を誘うのではなく、犬は社会に役立つことを報知することで行う

 

具体例

  • 災害救助犬 (雑種も可能)
  • 低血糖アラート犬 (=低血糖時に呼気から排出されるイソプレン成分に反応する犬)
  • 里守り犬 (野生動物から人間を守る)画像参照↓

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引用: 本論文から

 

 

*

 

 

広島県は2011年度の殺処分数が8342頭でワーストだった。

2016・2017年は2年続けて殺処分数が0頭だった。

ものすごい人たちだ。これがあと46都道府県で同時に行われれば全国の殺処分数は0になる。

俺もその1/47になれるだろうか。

なりたい。それで、本当に犬猫の殺処分数が0になったらどれだけ幸せだろう。

広島県の殺処分0に貢献してくださったピースワンコ・ジャパンの皆様、その他大勢の色々な機関や団体の皆様、本当にありがとうございます。

弱虫な俺は本当に0にできるということを知って初めて、実際に動いてみようと思えました。

今まで殺処分0は絶対に無理で、どうしようもないことだと諦めていたのですが、無理ではない気がしてきました。本当にありがとうございます。

 

 

 

*

 

 

 

ではここから日常で感じたことを書くブログパートです。

 

 今日は論文に引っ張られすぎて、あまり他のことが考えられません。

 

だから今日一番感じたことは、やはり殺処分について、そしてそれを0にするための活動している方達についてだと思います。

 

上の論文で、犬を放し飼いにしていた時代は実はこの犬たちが人間社会と野生動物の間でバリケードの役割を果たしてくれていたという話が出てきます。

 

狂犬病予防法や動物愛護の法律が施行されたことにより犬は鎖に繋がれて、野生動物が降りてくるようになったということですが、

 

この話を聞いて愛護とは何だろうと今一度考えさせられました。

 

おそらく、犬を放し飼いにしていた時代は犬に噛まれる人が多かったのでしょう。

 

そういった犬は処分される。だから人間にとっても犬にとっても放し飼いはよくないと思っていたのですが、お互いにとっていい関係はもっとあるのではないかと思えてきました。

 

うまく考えがまとまらないし、どれがいいかも今は判断できない。

 

自分は全然何も知らないことを強く痛感しました。

 

なんだろうな、真剣に向き合って本当に殺処分を0にする気持ちで活動したい。

 

今まではずっと高校生あたりから殺処分を0にすることをどこかで考えてはいたけれど、俺にはできない無理だと思っていた。1か0かで考えて、動き始めても殺処分を0にできないのではと思って何もできなかった。

 

でも広島県でワーストから0になった事例を知った。すごい人たちがいると思った。

 

もういい加減頭の中だけで「本当はこうしたい」とか「俺の本当にやりたいことはこれだけど、実現できないから・・・」なんて考えるのも飽きてきたよ。

 

そろそろだと思う。本当にもうそろそろ実際に動く頃だ。お爺さんになった頃にも0にはなっていないかも知れない。

 

動物愛護の活動をするのに肉は食べ続けるかも知れない。色々な矛盾と向き合わないといけないし、それに伴って様々な困難は必ず出てくる。

 

今味方でいてくれる人や大切な人たちと違う立場に立つことになるかも知れない。

 

怖いけど、本当にもうそろそろ動く時期だよ。俺は頑張りたい。犬猫に感謝しているし犬猫が好きなんだ。