自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

忖度の村


男が女社会に入ると苦労することがある

 


それは忖度をしなければならないことだ

 


忖度とは、他人の気持ちをやんわりと察して自らの意思で行動することである

 


たとえば、女社会のボスが小腹が空いたとぼやく

 


そしたら取り巻きは軽食またはオヤツを献上しなければならない

 


さらにいうと、献上する食べ物はボスの好みでないといけない

 


忖度の難しさはここにある

 


相手のことを思いやったとしても、相手がそれで満足しなければ忖度は成功にならない

 


当然、よかれと思ったことなので否定されたら疲れがくる

 


これが男にはなかなかキツイ

 


いや、もしかしたら女性にもキツイのかもしれないが、

 


男社会では滅多に見られないものなので、やはり男のほうが疲弊することだろう

 


忖度のシステムは決して悪意からくるものではない

 


一部の人の、皆と仲良くしたいという清らかな気持ちが忖度を生むのである

 


いってみれば、いい人たち、真面目な人たちが忖度の原因である

 


プラスとプラスが合わさると、マイナスになってしまうおかしな現象だ

 


さて、あなたは忖度の原因になっていないだろうか?