自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

人付き合いの苦手な男

 

人付き合いの苦手な男

 

10人いれば1人ぐらいの割合で、人付き合いの苦手な男がいる。

 

特に喋れないわけではないのだが、

 

口を開く回数が極端に少ない。

 

そんな男をみて、初めのうちは親しくしてくれた人も

 

次第に遠のいていく。

 

男は特に不満があるわけではない

 

口をききたくないわけでもない

 

ただ、男にとってそれが自然な姿なのだ

 

派手好きな人、

可愛いもの好きな人、

元気な人、

よく喋る人、

 

これらがいるように、

 

男もただ、人付き合いが苦手な人

 

それだけのことである。

 

人は男を見て

 

可哀想と思う。

 

男は、そう思われることが一番傷つく

 

なぜなら、

 

男は普通にしているだけで、

 

その姿が可哀想というのは

 

存在を否定されている気持ちになるからだ。

 

男も、このままでは居心地が良くないので

 

改善しようとはする。

 

積極的に話しかけてみたり、

 

笑顔を作ってみたりはする。

 

だが、うまくいかない

 

話しかけても会話は続かず、かえって気まずい関係になる

 

作り笑顔は相手にバレて、表情筋の違和感だけが残る

 

カメに空を飛べというようなものだ。

 

 

人付き合いの苦手な男はどこにでもいる。

 

悪意があるわけではない

 

みんなと仲良くしたいと思っている

 

それでも、人付き合いは得意にならない。

 

男は、どうなるのか。