もう一人の僕
もう一人の僕
1人の人間には、少なくとも2人の人間が宿っている。
これは精子や卵子やの話でなく、精神の話。
1人目は普段僕らが考えている「自分」。
あれをやろうとか、これがやりたいとか、
行動に移す一歩手前のことは「自分」が大体やっている。
ほら、あの子が好きだから、どうやって近づこうとか、何を話そうとか
そういうのが自分。
そしてもう一人、
これがなかなか説明しづらいんだけど、
歴史の中でこれを研究した有名人がいる。
彼の名前はフロイト
フロイトは、もう一人の自分をこう呼んだ
「無意識」。
僕はこの呼び方はあまり好きじゃないから、
「もう一人の僕」と呼ぶことにする
何を言ってるのかよく分からない?
うん、自分でもこの考えはまだまとまりきってないんだ。
さて、でも俺のターンはまだまだ続くゼ☆
実はこの「自分」と「もう一人の僕」、
この二人は全くの別物というわけでもないんだ
「自分」が考えていることは、実は「もう一人の僕」からのアドバイスの結果だったりする
アドバイス受けていることを「自分」は自覚しづらいってのが面白いところなんだけど、
とにかく、「自分」は「もう一人の僕」の影響をかなり受けているんだ
ただ、完全に「もう一人の僕」のことを信じ切れているわけでもない
「自分」は「自分」で、「もう一人の僕」と違う考えを持つことがある。
大体は「もう一人の僕」の言うことの方が正しいんだけど、
「自分」には「エゴ」ってものがあるから、
よく無理を通してしまうことがあるんだ。
その結果、精神に異常をきたすようになって、少しずつ「自分」もおかしくなっていくんだ。
だから、「もう一人の僕」の声を聞くことはとても大事。
大事なことだけを言ってくれていて、しかもそれは「自分」のためになることだけを言ってくれているのだから。
彼の言葉には常に耳を傾けていないとならない。
「エゴ」の力は大きくて、それはとても難しいことではあるのだけれど、
「自分」だけでは幸せにはなれないから。
「エゴ」にどう勝つか?
これもまだはっきりとはわかってないんだけど、
僕は、エゴには勝てないと思ってる。
「エゴ」はずっと「自分」について回るし、
いや、もっとはっきり言えば、「エゴ」が「自分」を作っているところもあるから。
「エゴ」がなければ、みんな同じになる。
みんな同じになれば、「自分」はいられなくなる。
「自分」がいなくなったら、生きているのか死んでいるのか分からない。
だから、人間は「エゴ」と付き合い続けないといけないんじゃないだろうか。
だから、「エゴ」には勝てない、いや、勝つ必要がないと。
うまくやっていくために必要なことならある
それは、自分の心に常に正直であること
そのために気をつけることが、自分に嘘をつかないこと
自分で自分を信じるために、自分にだけは嘘はつかないようにする
そうすれば、「もう一人の僕」の声は、「自分」に届く気がするんだ。