年齢が増えていくたびに
年齢が増えていくたびに
あ、って思うことがある。
それは何かというと、生きやすくなるということ。
一つは、自分自身。
自分が、周りを気にしなくなる。
全然気にしないわけじゃないけど、
ただ、思春期の自意識過剰っぷりに比べれば、それはもう全然違う。
歳と自意識の関係性は、オジサン・オバサンを例にあげれば、誰もが納得してくれるだろう。
二つ目に、周りの環境。
思春期のころは、周りもだいたい思春期。
子どもの人間関係は、ほぼ全てが学校内に詰まってる、とても閉鎖的なもの。
思春期の連中は、自分だけでなく、周りの人間にも過剰に反応する。
ヤレ、クサイだの、ヤレ、ウルサイだの。
そういうわけで、人は歳を取るたびに自意識から開放されてゆき、
同時に、周りからヤイノヤイノいわれなくなってゆき、
とてもとても生きやすくなるという理屈だ。
と、24歳の若造は思う。
ただまあ、老人ホームでの諍いを耳にしてしまうと、この理屈は完全にへし折られるんだけどね。