紙一重の心境
紙一重の心境
心は紙一重だ。
ついさっき安堵していた心は、今はもう動揺している。
孤独死のドキュメンタリーを観たからだ。
80や90歳の方ではない。
60台、40台の方もいた。
40?
あと15年程度じゃないか。
この1年を15回で15年。
それだけ?
そう思うと俺の心は安堵の境を超え、不安のほうへ飛んだ。
紙一重だ。
彼も、それも、俺もそうなる可能性がある。
だから慎重に、真剣に、真摯に、生きないと、と思った。