外向3 (2020/1/31まで) /1. 俺の部屋
昨日も他人の良いところを見つけようとした。
対象は主に道路ですれ違う対向人だ。
やはり良いところを探すのは難しかったが、一昨日よりは余裕ができたのか、プラスアルファでその人の生活も想像した。
会社人間、健康人間、子ども大人、孤独な夜を過ごす繊細な人、欲求不満の主婦、少しだらしない愛犬家、思春期中学生娘、彼氏と長く続かない学部三回生の女、勘違い夜職女、質実剛健質素男、、、
並べてみるとクセのあるリストに見える。
誰もかしこも何かしらの欠けている部分がある。(しいていうなら思春期中学生娘は不満そうではなかった)
もちろんこれは自分の写し鏡だ。
もっと多くの人を見てもっと多くを考えたのに、結果としてこれらが残ったのだから。
外見、振る舞い、今日は他にも話し方を見てみようと思う。
どこで見ようかな。見るというより聞くか。
どこで聞こうか。聞くには一定時間その場にいる必要があるから、やっぱり飲食店かな。
*
1枚目。
さて、ここからは別の話題。
実は今日から30日間、毎日1日1枚写真を撮ろうと思う。
その日を表すような1枚を撮る。
俺は今こうして文字で毎日のログを綴っているが、知らず知らずvlogに触発されていたのか、別の角度からその日を見るのも悪くないのではと思い始めている。
その第一歩として写真を撮ろうと思う。
記念すべき第一回目、今日はこれだ。
タイトル: 俺の部屋
俺は最近ずっとここにいる気がする。
もちろん実際には外に出ているんだけど、感覚として、俺は一人この中に閉じこもっている気がする。
外に出ても業務的な会話ばかり。友人や恋人と交わすプライベートな会話がない。
俺はここずっと半年か一年か、下手すれば四年か五年、ずっとずっとここにいる。
いやもっと前か?
十年?ちょうど十年前のあの日あたりからなのか?
よく景色から色を失うなんて比喩が使われるけれど、振り返ればそんな気がしないでもない。
俺はずっとここにいるから。
それでも俺もいつか部屋から出ないといけない。
誰かにノックされて連れ出してもらいたい気持ちはあるが、やっぱりこれは自分の問題なんだろうな。
自分の手と足で自分から外に出るしかないんだと思う。
ふとBUMPのラフメイカーを思い出した。
ラフメイカー俺のところにも来てくれないか。
やー、俺がラフメイカーになるしかないのかねやっぱり。
ということで1日目の写真でした。
俺の心の状態でした。