自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

新説 バカとは戦うな

 

ちょっと前、「バカとは戦うな」という本が売れたらしい。

 

ホリエモンキングコング西野の共作本

 

タイトルが合っているかは分からない。

 

まだ読んでないし買ってもないからだ

 

なので、勝手に本の中身を想像してみようと思う

 

では、「バカとは戦うな」

 

どうぞ。

 

 

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とはいったものの、

 

そもそもバカってなんだ?

 

バカの意味が分からなければ

 

誰と戦ったらいけないのか分からない。

 

バカって言葉はわりとバリエーションに富んでいる

 

天然な人に言ってみたり、

 

IQ低い人に言ってみたり、

 

愛情表現で「ばーかw」なんて言ってみたり。

 

じゃあホリエモンが言いそうなバカってなんだろう

 

・・・。

 

多分、「バカ = イラつかせる奴」なんじゃないかと思う

 

俺にとってのバカは満員電車で押してくる連中だ

 

なぜ満員電車という現象が起きるか知っていますか?

 

それは他人を押し込んででも乗り込もうとする輩が絶えないからです

 

腕を盾みたいに構えてそれでグッと押し込んでくる

 

それが元凶。

 

これに対して俺はどう対応してきたか?

 

肘をとがらせて身を守ってきた。

 

連中が腕で押し込もうとすればするほど

 

俺の肘の鋭利な部分が連中の肌に突き刺さるので

 

つい攻撃の手をゆるめてしまうという寸法だ。

 

この身を守る姿勢を名著「バカとは戦うな」では、

 

NG行為だと書いている。

 

なぜなら、バカに反撃したところで

 

バカは二度三度と同じことを繰り返すからである。

 

例えるなら、バカとはパンチバッグのようなもの

 

 

ストレス解消パンチバッグ

ストレス解消パンチバッグ

 

 

倒しても倒してもまた起き上がってくる

 

今日諦めたからといって明日も諦めるとは限らない

 

しかも満員電車が同時多発的に毎日発生することを考えると

 

バカの数は相当数いることが推察される

 

そんな奴らにいちいち反撃していたらどうなる?

 

ものすごく疲れることだろう

 

バカを相手にして消耗するなんてもったいない

 

時間が有限なように

 

労力もまた有限であるから

 

自分の人生をよりよくしようと思えば

 

バカを相手にするのは無駄というわけだ。

 

ここまではホリエモンが早口で解説している。

 

実はこの先が重要なのであって、

 

ここまではこれから話すことの布石みたいなものだった。

 

ここで西野、鋭い指摘を投げかける。

 

「でも堀江さん。イラつくことはあっても、

イラつかせる奴って本当にいるんでしょうか?」

 

堀江はニヤリと笑い、

 

「西野君、鋭いね。」

 

堀江の反応をみた西野もまた、ニヤリと笑い返す。

 

さて、読者の皆さんは困惑したことだろう。

 

イラつかせる奴がいない、とは一体どういうことなのか?

 

実は、この本の核はここにある。

 

では、続きをどうぞ。

 

「西野君、鋭いね。

 

そう、イラつくって感情は、実は自分の中にしかない。

 

どんなにイラつかせる奴がいたとしても、それは自分がそう思っているだけ。

 

そのイラつかせる人は、彼女からみればイラつかされるどころか、

 

安心を与えてくれる存在だろう。

 

また祖父母からみれば、顔を見るだけで幸福な気持ちにさせてくれる存在であろう

 

だから、イラつかせる奴なんていうのは、

 

心の中で勝手に作り上げた架空の人物だと言える。

 

だから、イラつかせる奴ってのはこの世にいない。

 

そう考えれば、この世にいない奴を相手にするなんて馬鹿げてるよね?

 

だから、バカとは戦うなって、実は

 

自分の妄想で自分が苦しめられるな、っていうことなんだよ。」

 

「そうなんすよね。堀江さんは僕の思ってたこと見事に言語化してくれました。」

 

こうして堀江と西野の対談が終了した。

 

バカと戦うなというのは、

 

嫌いな奴は無視しろなんてことじゃない

 

自分と自分で戦うなという意味だったのだ。

 

そして、締めくくりとして、あとがき。

 

西野から短く一言、

 

「バカと戦う必要はないが、自分が何に反応するのかは知っておく必要がある」

 

バカは自分の心の中だけにいる存在

 

わざわざ自分で作ったんだから、そのバカがいることにも理由はある

 

その理由を知ることはで、自己理解が一歩進む

 

自分がなぜバカをバカと思ったのか

 

そういう心の細かな機微を自分で認識できるのは

 

生きていく上で重要だということだ。

 

そして、あとがき2つめ。

 

次は堀江からのあとがき

 

「自分が何に負の反応を示すのかわかったら、次はそっちの方向にいかないように意図的に環境を作り上げていくんだよね。

満員電車が嫌ならさ、満員電車にのらなくていいようにするわけ。

そうして少しずつ嫌な気持ちになる機会を減らす。ハッピーに生きていくためには、地道な努力も必要なんだよ。すこしずつすこしずつ、軌道修正していこう。」

 

そこで本は終わっていた。

 

名著「バカとは戦うな」

 

絶賛発売中。

 

この記事で興味が湧いた方は、ぜひ書店に行って手にとってみてほしい。

 

そこに、名著があるから。