自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

私の世界の広がりを感じるとき

 

私の世界の広がりを感じるとき

 

夏、蝉の幼虫が殻を破る。

 

ミーン

 

ミーン

 

一週間のご褒美タイムを得る

 

 

この頃、

 

木々が赤く染まり、街にも紅葉が訪れた。

 

始まりは終わりの余韻を仄かに含むのか、

 

夕方が過ぎても、まだどこかまとわりつくようなぬるい風を感じる。

 

どうやら夏の野郎は未練たらしのようで、

 

パタッとくたばるのはもう少し先らしい。

 

あっ

 

そうそう、

 

話変わるけど、そういえば最近人と関わることが増えたんだよな。

 

住み込みの話はしたっけ?

 

ほら、夏の間に住み込みバイトしてお金貯めたってやつ。

 

あの時周りにずっと人がいたから自然と鍛えられたらしくてさ、

 

なんか以前より、人付き合いができるようになったんだよね。

 

まあ、まだまだ人見知りなところは多いんだけど。

 

それでさ、

 

今シェアハウスってやつに住んでんだけど、

 

住人とたまに会話すんのよ。

 

え?どんな会話って?

 

たわいもない話だよ。

 

普段何やってる人とか、ご飯何作んのとか、

 

若い者同士だから、将来何したいとかさ。

 

ん。

 

まあそれだけなんだけどね。

 

大風呂敷広げたわりには中身がないって??

 

いやいやいや、

 

旦那方、オネエさん方、馬鹿言わないでくださいよ

 

何事もスモールなんすよ。

 

大体がスモールの積み重ねでできてんすから

 

だからビッグはスモールとそう変わらないと思うんすよね

 

ほら、自分の中では思いっきり悩みのタネであることが

 

他人から見たらどうでもいいこと、みたいな。

 

ビッグはスモールなんす。

 

だから、オイラの話もこれ実はビッグなんすね。

 

ま、話はここで終わるんすけどね