自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

行動する癖

 

私は癖の多い小学生であった。

 

たとえば信号を渡るとき、右を向き、左を向き、右、上、左斜め上、右斜め上...

 

四方八方に首を振っていた。

 

かと思えば、急に静止する癖もあって、突然5秒ぐらい動かないこともあった。

 

そんな癖たちもいつ頃からか自然となくなり、

 

代わりに別の癖が現れるようになった。

 

「意味を求めてしまう癖」だ。

 

動きの癖ではなく、性格の癖なのがまた厄介である。

 

これにはほとほと困っており、何しろ日常会話がまったく出来ない。

 

天気の話でも始まるようなら、すぐさま「そういえば、」と切り出してしまう。

 

相手の顔は曇っていることだろう。

 

*

 

とはいえ、「意味を求めてしまう癖」にはいいところもある。

 

無駄なことをしないよう心がけるので、うだうだ悩んでいると、

 

これ悩んで何になるんだろう?

 

やってみようか。

 

と、すぐに行動するよう切り替わる。

 

行動する癖がついていると、失敗の数も増えるが、

 

長い目で見たらやってよかったなと思うことが多々ある。

 

この癖もいつの間にか消えてしまうのだろうか。

 

これからも行動する人でありたいのだが。