自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

vlog

 

最近海外でvlogなるものが人気らしい。

 

vlogとはなにや。

 

video logの略らしい。

 

私たちが文章で日常を綴るなら、vlogは動画で日常を撮るというわけだ。

 

なにやらyoutubeにupすると広告収入も見込めて美味しいらしい。

 

ほう・・・。

 

ちょっと靡いたが、それでも私は文章の方を選びたいと思う。

 

文章と動画の違いとはなんぞや?

 

 

*

 

 

おおよそ違いは3つある。

 

1つ目、受け手の態度。

 

文章は受け手が能動的でなければならない。

 

自分に読む意思があり、常に頭と目を動かし続けなければ情報は入ってこない。

 

動画は受け手が受動的であってもよい。

 

なにもせずとも動画が勝手に動いてくれるので、たとえボーッとしていても情報が入ってくる。

 

つまりユーザーの態度が、「能動的」か「受動的」か、インプットの方法に違いがある。

 

2つ目、使う五感。

 

文章で使う五感は視覚のみ。

 

動画で使う五感は視覚と聴覚。

 

つまりインプットの段階で、得られる情報の質と幅に違いがある。

 

3つ目、情報処理の方法。

 

両者とも視覚を使うが、その性質が少し異なる。

 

文章はそれを構成する単語や文法等を知っていなければ意味を理解できない。

 

論理性が強く求められると言える。

 

動画は見るだけで直感的に分かることが多い。

 

空を見たことがない人に文章だけで空を教えるのは難しくても、動画で見せればすぐに分かるでしょ?

 

つまり同じ視覚情報でも、「論理」か「直感」か、秀でている特徴が異なる。

 

まとめよう。

 

文章: 能動的, 視覚的, 論理的    

動画: 受動的, 視覚的/聴覚的, 直感的

 

 

*

 

 

以上の結果から、情報の伝わりやすさでいうと動画の方に軍配が上がる。

 

簡単で、分かりやすく、直感的だからだ。

 

では、それでも文章を選ぶのはなぜか?

 

その説明のために、まずは下図を見てもらおう。↓

 

f:id:country_gentleman:20200114152702p:plain

 

人間はこのように大きく分けて三段階の過程で情報と接する。

 

今回文章と動画の違いについて違いを3つ挙げた。

 

最初の2つ(受け手の態度, 使う五感)は❶Inputのフェーズに当てはまる。

 

最後に挙げたもの(情報処理の方法)は❷Processingのフェーズだ。

 

この中で私が最も拘りたいのは❷の段階である。

 

要は、情報をどのように処理するかという話だ。

 

私は論理性に拘る。(これについては以前記事に書いた)

 

blog.xn--av-p73a5a7dp0fhvq21az965axo3ay17e23za.xyz

 

となれば、論理的な処理を行う文章を選び、直感的な処理を行う動画を敬遠するのは当然の話である。

 

もう一度まとめを振り返ろう。

 

文章: 能動的, 視覚的, 論理的    

動画: 受動的, 視覚的/聴覚的, 直感的

 

要はこの最後の論理的という部分が大事なわけである。

 

それ以外の点で言えば、正直動画の方が魅力的である。

 

能動的であることは疲れるし、見るだけでなく聴くこともできれば一層理解の助けになる。

 

とはいえ受動と論理は相性が悪い。

 

納得する前に進められては困るので、論理的であるには自分のペースで進めていく必要があるからだ。(受動的に論理的な訓練ができればいいのだが...)

 

うーん、、、、要は論理性に着目しているから文章を選ぶわけだが、論理ばかりを追っているわけにも行かない。

 

この先、受動や直感の要素を取り入れたメディアもやってみたいのは確かだ。

 

とりあえず今年の7月まではブログを続けるが、その先のこともきちんと考えないとな・・・。