自分に嘘をつかない

内面を言葉で表現する

伝わる/ The greedy Dog/ Take me home Country Roads

伝わる

 

今にして思えば、俺の内心がバレていたのかもしれない。

 

思い出すのは高校時代。

 

俺は数人から嫌われていた記憶がある。

 

当時は、ただ運が悪く、嫌な奴に出会っただけ、と思っていた。

 

問題なのは性格が意地汚いあいつら、

 

人を上か下かでしか見られないあいつら、と。

 

だがよくよく思い返してみると、まず俺の方が、あいつらを馬鹿にしていたことに気づいた。

 

色黒で異国風の女をタイ人と呼んだ

 

ガリガリノッポな男をマサイ族と呼んだ

 

強烈なクセ毛の男を、海から上がってきたワカメと名付けたこともある

 

直接本人に言ったわけではないが、仲間内で何度もネタにしていた。

 

イジメようとしていたわけではない

 

悪意があったわけでもない

 

ただナチュラルに、ただナチュラルに、

 

心の底で見下していた。

 

タイ人、マサイ族、ワカメ、、と。

 

俺の恐ろしいところは、自分自身がこれに気づかなかったことだ。

 

そして、相手は、俺のこの一面に気づいていた。

 

馬鹿にされていると感じたことだろう。

 

伝えようと思っていない無意識下の情報も伝わる

 

こんなに伝わるとは。

 

【今日の童話】

 

Title: The greedy Dog

 

URL: http://hukumusume.com/douwa/English/aesop/01/01_E.html

 

感想:

5分ぐらいで読めるイソップ寓話。

肉を加えた犬が、水面に映る自分から肉を奪いたくて吠え、結局水に肉が落ちて、欲をだすと全て失ったという話でした。

「欲をだすと〜」の教訓の部分は最後に明記されていて、さすがアメリカンだと感じた。

日本文学や日本映画に慣れすぎたせいか、意図を直接文字にするその姿勢にシビれる。

また、文法を気にして読んだが、とてもシンプルな構造で不明な点が一つもなかった。

イソップ寓話は英語初学者のリーディングに適していると思う。

 

 

【今日のリスニング】

 

Title: Take me home Country Roads

 

感想:

固有名詞以外は9割方聴き取れた。

should has beenは聞き辛かった。

多用され文の土台になる言葉ほど、略されやすく、聴きづらくなるのだと分かった。

英文だけ追っていくと和訳は意訳が多いと感じた。

また、英文のまま情緒を味わうのであれば、その土地の文化や歴史背景を知らなければ難しいとも感じた。

stranger to blue waterとは鉱夫のことだろうか?

水に馴染みのない、その土地で育っていない季節労働者のことだろうか?

miner's ladyという言葉がその前にあったから、strangerは鉱夫だと思うが、もしかしてそのまま鉱夫の妻を指すのだろうか。鉱夫の妻たちは他所から来た人たちという意味で。

んー、いや、それともstrangerは鉱夫に限定せず他所から来た人たち全体を指すのか。

ここらへんは解釈が難しいな。文化や歴史背景って大事だなぁ。