タダ飯を食うということ
コロナ 給付金で10万円を頂いた。
これでタダ飯にありつける。
嬉しい反面、どこかスッとしきれないところもある。
それは給付金が少ないと思ったからだろうか。
最初フリーターは30万円だったのにという気持ちがあるからだろうか。
違う。
まあ、本音を言えばそれも少しはあるかもしれない。
だが、なんだろう。
その説明では、どこかスッとしないところがある。
気づく。
そうか、俺は施しを受けることに抵抗があったんだ。
施しを受けるってことは、可哀想だと同情されたということだ。
可哀想?俺が可哀想だと?
そういう思いが心のどこかにあったのだと思う。
そして、その気持ちが湧くときは決まって余裕がないとき。
貰えるものは貰って、ハイハイありがとう〜で済むところを、
わざわざ一言あるなんていうのは、大体ろくな状態じゃない。
そう、だからタダ飯をスッと食えたとき。
このときこそ俺は、真に満ち足りた状態だと言えるのではないか。