「塞翁が馬」って諺は本当かもしれない。
「人間番時塞翁が馬」
これは諺なのだが、
ips細胞でおなじみのあの
山中伸弥教授の座右の銘でもあるらしい。
意味はこんな感じ。
良いことの次には悪いことが、悪いことの次には良いことがあるのだから、浮かれ過ぎるな落ち込み過ぎるな、っていう。
実は最近俺もちょっと落ち込むことがあった。
けれど今日は良いことがあった。
浮いたり沈んだり。
思えばいつも大体こうだった。
だから浮かれ過ぎるのも考えものだし、落ち込み過ぎるのもあまり意味ないなぁと。
良いことは続かないし、かといって悪いことも続かない。
十分じゃないか。
そういえば物理科学者のアインシュタイン も似たようなこと言ってたな。
「他人は調子の良いときにはワッと寄ってくるし、調子の悪いときはスッと引いていく。まるで波のようだ。波といえば人間の体の大部分も水で出来ていたね。」
かなり意訳が入っているが大体こんな感じ。
アインシュタイン は人生ではなく他人で例えているが、まあ大体のことは波のように満ちたり引いたりするもんだろう、と今では思える。
ん?
物事が満ちたり引いたりするのではなく、それを感じる我々が人間で、その構成要素がほとんど水だからそう感じるだけか?
もしかして「塞翁が馬」っていうのは、人間に特有のものなのかもしれない。
もし水分少なめの生き物と会話ができたなら、「塞翁が馬」は真っ向から否定されるかもね。