冷たさの伝染と、暖かさの共有
冷たさの伝染と、暖かさの共有
人間のコミュニケーションには温度が付きものである。
暖かい人だ、冷たい人だ、なんていうように
人はコミュニケーションの間で温度を感じている。
私もここ数日で、パッと思いつくだけでも5回は暖かくされた
旧友であったり、後輩であったり、年配であったり、店員であったり、チームメイトであったり。
これらは総じて活力を与えてくれる
また同時に、人と関わることで気持ちが冷めることもある
無愛想にされたり邪険にされたりした時だ。
暖かさも冷たさも
人間を介して広がっていく
暖かくされた人間は他人にも暖かくするし
冷たくされた人間は冷たくするし
ただ、広がり方には違いがあって
冷たさには伝染という言葉がふさわしい
すぐに広がってしまう凶悪なものだからだ。
逆に暖かさは共有という言葉がピッタリである。
一方的に与えるのではなく、両者が協力して初めて成り立つものだから
この違いはとても大きい。
片方が歩み寄るだけでは不十分で、コミュニケーションや信頼といった、
ソフトな人間的能力が試される
今更ながら、対人関係を学ぶことの大切さを知る。