自分の吐く暴言
他人を罵るときに使う言葉は鏡だ。
自分の気にしている言葉を使う。
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俺の住むシェアハウスに精神病の女性がやってきた。
かれこれ1ヶ月近くは何か大きな声で叫んでいる。
1時間叫びっぱなしのときもあれば、真夜中に叫び続けることもある。
彼女は住人に攻撃するとき「LOSER」という単語を使う。
意味は負け犬だ。
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俺は自分の使う言葉に気をつけている。
使う言葉は自分を探るツールになると思っている。
暴言は特に、よく自分を表しているなと思うようになった。
ハリボテだの、チビだの、雑魚だの、全部俺自身が気にしていることだった。
誰かに向ける怒りすらも自分を表しているのかもしれない。
誰に怒ったか、何に怒ったか、どのくらい怒ったか。
捉われているんだ。